“中国青年代表団 医療衛生分団 訪問” 報告記事


  201097日(火)午後、「21世紀東アジア青少年大交流計画」の一環として来日した「中国青年代表団 医療衛生分団」が医科学研究所を訪問された。代表団は約1週間の視察旅行を目的として来日されており、医科学研究所が一ヶ所目の視察場所であった。訪問者は、中国衛生部関係者、医師、看護師など35名で、全員が1970〜1985年生まれの将来を担う若い世代であった。

  一行にはまずバイオバンクを見学して頂き、その後附属病院8階会議室にて井上純一郎副所長、今井浩三附属病院長、アジア感染症研究拠点代表の岩本愛吉教授よりそれぞれ本研究所、附属病院、アジア感染症研究拠点についての紹介がされた。その後、附属病院から若手の医師3名と看護師2名、基礎研究分野より中国人研究者1名にパネリストとして参加して頂き、質疑応答形式の意見交換会を行った。代表団からは患者さんのケア、看護師の養成、研究費の確保、病院経営等多岐にわたる質問が数多く出され、終了予定時刻を延長する非常に活発な意見交換会となった。

  全体で約3時間の訪問であったが、日中双方から大変貴重で意義のある交流ができたという感想が得られた。代表団団長・張副主席から最後にお話があったように、今後益々相互に訪問する機会が増え、日中間の親交がさらに深められることを、期待している。