“仏リヨン高等師範大学学長訪問” 報告記事


  2009年3月18日(水)、フランスの一流教育機関であるリヨン高等師範大学(ENS Lyon)のJacques Samarut学長が本学医科研を訪問された。今回の来日は本学の生命科学・医学関連研究者との学術連携推進を目的としており、医科研訪問翌日の19日には小宮山総長を訪問し、大学間国際学術交流協定を締結している。

 Samarut学長にとって、医科研は1984年に4ヶ月間、前所長である山本雅教授(当時は准教授)と同じ研究室で研究活動をされていた馴染みのある研究機関である。医科研訪問当日は、GCOEセミナーが開催され、ご自身の研究テーマである核内甲状腺ホルモン受容体に関する講演をされ、教員・ポスドク・院生と活発な質疑応答が交わされた。引き続き、東大生命科学・医学系教員/学生相互交換プログラム計画について当研究所執行部及び教員との会議が開催された。会議では、副所長清野教授司会のもとに、Samarut学長、本所所長清木教授のほか、リヨン高等師範大学国際連携室長Jan Matas博士、東大分子細胞生物学研究所加藤茂明教授、東大大学院新領域創成科学研究科メディカルゲノム専攻菅野純夫教授、本所山本雅教授及び国際連携室員が出席し、当計画立案に向けて議論された。予定の時間を大幅に過ぎるほど非常に活発な意見交換がなされ、両大学間の学術交流推進案がまとめられた。日仏間の今後の積極的な交流が期待される。