パスツール研究所との国際学術交流協定を更新

 

 2016112日(水)、医科学研究所(医科研)とパスツール研究所との間で国際学術交流協定更新に関する覚書が調印されました。調印式は、パスツール研究所Brechot所長の来日の機会に、パレスホテル東京にて、京都大学大学院医学研究科とパスツール研究所との間の調印式と同時に行われました。医科研とパスツール研究所は、2006年に学術交流に関する協定を締結し、2011年の更新を経て、今回が2回目の更新でした。

 

 パスツール研究所は、人類の感染症との闘いに長い歴史と伝統を持つ、微生物学 や病原微生物研究の分野で世界をリードする研究所で、医科研とは共通の使命を持つ、非常によく似た研究所として、10年以上に渡り感染症の領域や免疫学の領域で交流をはかり、関係を強化してきました。

 

 今回の更新では、これまで培ってきた学術交流や共同研究をさらに発展させるため、従来の交流に加え、医科研とパスツール研究所とが共同で東京とパリの両方に国際共同研究ユニットを設立するという新しい条項も盛り込まれました。この理想的且つ新しいタイプの連携が、共同研究を加速させると共に、人員の交流も強化し、更には感染症の領域や免疫学の領域におけるグローバルネットワークの構築に寄与し、世界貢献の一助となることが期待されます。


  

(京都大学大学院医学研究科 上本伸二科長(左)/パスツール研究所Brechot所長(中)/医科学研究所 村上善則所長(右))