中国科学院微生物研究所所長ら 来訪

 20151027、中国科学院微生物研究所の劉双江所長と馬俊才博士が医科学研究所を表敬訪問されました。

 医科学研究所は、文部科学省の支援を受け2005年度から北京市に2拠点、ハルビン市に1拠点を置き、感染症に関する日中共同研究を推進してきました。2015年度からは、国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の支援の下、「感染症研究国際展開戦略プログラム」として、「中国拠点を連携中心とした新興・再興感染症制御に向けた基盤研究」を課題に研究を進めています。劉所長が代表を務める微生物研究所はこの共同研究のパートナーであり、中国の国家研究機関である中国科学院が統括する研究所の一つです


  当日は、村上善則所長、小澤敬也病院長、渡邉すみ子国際交流委員長らを交えた懇談の席で、お互いにこれまでの連携研究に謝意を述べるとともに、これからの更なる連携強化を確認しました。
また、今後の共同研究の展望について、中国拠点の川口寧研究代表、井上純一郎北京拠点長、北京プロジェクトオフィスの林光江特任教授らとの話し合いが行われました。

 その後劉所長と馬博士は所内見学として病原微生物資源室、スーパーコンピューター室、バイオバンク・ジャパン等を訪問され、研究内容や最新設備の説明を熱心に聞いていらっしゃいました。

 この来訪が共同研究活動を通じた日中友好の一助となることが期待されます。