“国際学生フォーラム2008” 参加報告記事


  61()63()3日間、米国ネブラスカ州オマハのUniversity of Nebraska Medical Center(UNMC)にて国際学生フォーラム2008が開催された。このフォーラムは本年が第4回目となり、参加機関は過去最多の6ヶ国6機関、また北京(中国科学院)と東京(医科学研究所)以外での初めての開催であった。本学からは大学院生4名、教員1名が参加し、研究発表会をメインに、見学、研究交流をおこなった。本フォーラムは、国境と研究分野をこえた研究者間の交流を通じて新しい人間関係を築き上げ、将来の共同研究などに結びつけることを目的とする。各セッションの座長を学生が担当するなど、学生が主体となり、まさに学生による学生のためのフォーラムであったと言える。

 (参加者の感想:大学院生 池田聡史さん)
 初めに、僕らの滞在中、非常に手厚いもてなしを頂いたことに対し、尊敬と感謝の意を表したい。異文化で異分野の研究、それでも通じるものがあった。それは科学が好きだという気持ちによるものだと思う。研究発表時はもちろん、お酒を飲みながらでもいつの間にか研究の話しになり、最後の夜には中国の学生と「また、中国かアメリカか日本で会おう」と約束し別れた。今回感じたことは、「文化が違えば学べることも違う」ということ。アメリカでは、日本人研究者の真面目でひたむきな姿に対する評価が高かった。それが日本で学べる研究姿勢だろうが、異文化ではまた違う能力が養われるはずだ。今は普段の研究生活に戻り、今回感じた「何か」を具体的な形にする為に研究と英語の勉強に励んでいる。