中国科学院 張亜平副院長ら 来訪

 

 2017426日、中国科学院から張亜平副院長ら5名が医科学研究所を表敬訪問されました。中国科学院は、中国全土に124カ所の研究所があり、研究者数は56,000人、年間研究費は213億元(3000億円超)の、中国のハイテクと自然科学における代表的な科学技術研究の国家機関です。(2012年のデータ)

 本所は2005年から中国科学院の生命科学系の研究所である、北京の微生物研究所及び生物物理研究所内に日中連携研究室を開設しました。2015年度からは日本医療研究開発機構(AMED)の支援を受け、同研究所と「中国拠点を連携中心とした新興・再興感染症制御に向けた基盤研究」プロジェクトを実施しています。

 訪問では、初めに村上善則医科研所長、武川睦寛副所長、川口寧副所長/研究代表、田中廣壽副所長、井上純一郎教授/北京拠点長、林光江特任教授と懇談し、本所の概要の説明と、今後の共同研究や本所との連携について話し合いました。

 その後、一行はウイルス感染分野の河岡義裕教授研究室のP3A実験室やと2光子顕微鏡の設備を見学し、分子形態学や遺伝学が専門の張副院長は活発に質問をされていました。

 今後も本所が中国において中国科学院との連携を深め、日中の共同研究活動を発展させていくことが期待されます。