迷惑メール対策について(07/11/28更新)
ユーザー各位
広報・情報処理委員長
大量に送信されてくる迷惑メール(SPAM)によるメール送受信の遅延を解消するた
め、医科研メールサーバー(@ims.u-tokyo.ac.jp、Mirapoint社製)につきまして、
下記のような日程で段階的に対策を取ってきました。
11月12日 SPAM対策ソフトを導入
11月12日〜21日 SPAMと判定されたメールに対し、件名に[Spam]の表示を付記した上
で受信
11月21日〜28日 SPAMと判定されたメールに対し、受信を拒否、送信元に対し拒否さ
れた旨のメッセージを返信
しかし、依然として負荷が軽減されないため、本日対策レベルをさらに上げ、SPAMと
判定されたものを破棄する設定を行いました。
【重要】破棄された場合、これまでの受信拒否と異なり送信元には何もメッセージは
返信されません。従ってこれまでは、送信側で送ったメールが受信拒否されたことを
認識可能であったのに対して、今後は送信側は自分が送ったメールが受信されたのか
拒否されたのか認識できない状況になります。
迷惑メールの判定基準に関しましては、Mirapoint社から下記の通りの概要が提供さ
れていますのでご覧下さい。
RAPID Anti-Spam テクノロジ
Mirapoint の RAPID Anti-Spam テクノロジにより着信したメールは、全世界で発生
するスパム、ウィルス情報を常時、収集/蓄積したデータベースに照会され、正常
メールかスパムメールかの判定がリアルタイムに行われます。これらのスパム、ウィ
ルス情報は常に最新データとして更新され従来のスパム対策では必須であった、スパ
ムと判断するためのキーワードやフィルタルールの更新をサーバ単位で行う必要がな
く、結果としてメールシステムの管理コストを大幅に削減することが可能になりま
す。また、 RAPID Anti-Spamは、個人の判定レベルに基づくスパム検出でもなけれ
ば、言語に左右されることもないため、False Positive(誤検知)を大幅に削減し、結
果として、適正なバルクメールとスパムメールの識別もより正確に、そして効率的に
行うことができます。
スパムのリアルタイム防御
* より高度なスパム検出率
* Critical False Positive (重大な誤検知)の可能性を排除
* すべての言語やメッセージ フォーマットのスパムを検出
* 大量スパム攻撃のライフサイクルでのスパム展開に対応
詳しくは、
http://www.mirapoint.co.jp/products/technology4.php
に掲載されております。
11月12日に導入した上記SPAM対策ソフトでは、全てのメールをMirapoint社のデータ
ベースと照合し、各メールに対し判定数値(0〜300)を算出します。
管理者側で設定した値より数値が多いものがSPAMと判断され、0は正常なメールとい
うことになっています。
現在医科研のサーバーでは数値が151〜300のメールをSPAMと判断するように設定して
います。これは本ソフトでの最も寛容な(最も誤判定の少ない)設定です。
上記の通り、現在SPAM判定は最も寛容な設定になっていますが、判定プログラムの仕
様上、誤判定により通常のメールが拒否される可能性が全くないというわけではあり
ません。特に重要なご用件につきましては、お手数おかけしますが電話等で着信のご
確認をしていただきますようお願い致します。