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伝染病研究所の創設(1892年)から医科学研究所の誕生(1967年) −感染症の撲滅そして癌をはじめとする難病の克服をめざして

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東京大学医科学研究所新井 賢一 教授

創設者は、破傷風菌の純粋培養やジフテリアの血清療法の確立などで世界的に 知られた北里柴三郎です。赤痢菌の発見者、志賀潔もこの研究所で活躍した研 究者です。また梅毒や黄熱病の研究で知られる野口英世も在籍したことがあり ます。以後、多くの細菌学者の研究の成果によって、感染症はほぼ克服されま した。約50年前に、抗生物質が開発され、これが患者さんにひろく使用され るようになったのです。抗生物質の使用による成果は大きく、ひとの死因の中 で感染症の占める割合は大幅に減少しました。しかし平均寿命が長くなると今 度はいろいろな生活習慣病、あるいは内因性の疾患とよばれる病気が問題となっ てきました。そこでこの内因性の疾患を克服するためには、分子生物学的な研 究も重要であるということから、1967年、東京大学伝染病研究所は、伝染病だ けでなく癌やその他の難病など広範な病気を対象として、その病気の成り立ち の研究を展開を目的とした東京大学医科学研究所へと改組されました。以来、 医科研は日本における先駆的な分子生物学の研究所として、分子生物学を基礎 として様々な研究を展開してきました。

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