東京大学医科学研究所

  1. ホーム
  2. 最新研究成果■発表論文解説

発表論文解説

必須アミノ酸バリンの欠乏が体内の造血幹細胞を減らし放射線を使わない骨髄移植法の開発へ

Science 20 Oct 2016: DOI: 10.1126/science.aag3145
Yuki Taya, Yasunori Ota, Adam C Wilkinson, Ayano Kanazawa, Hiroshi Watarai, Masataka Kasai, Hiromitsu Nakauchi1 and Satoshi Yamazaki
Depleting dietary valine permits nonmyeloablative mouse hematopoietic stem cell transplantarion

東京大学医科学研究所の山崎聡特任准教授(先端的再生医療社会連携研究分野)と中内 啓光教授(幹細胞治療/スタンフォード大学)らの研究チームは、必須アミノ酸バリンを中心としたアミノ酸バランスの変化が造血幹細胞の生存機構に大きく影響することを見出した。また、本発見が侵襲性の高い放射線療法に代わる、安全かつ効率的な新規造血幹細胞移植の手法となることを示し、ヒトでの臨床応用につながる結果を得た。
 本研究成果は10月20日付の米国科学誌「Science」のオンライン版に掲載される。