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御子柴克彦名誉教授、瑞宝中綬章を受章

御子柴克彦名誉教授、瑞宝中綬章を受章

2018年11月3日
 

このたび、本研究所元教授であり、本学名誉教授でもあります御子柴克彦(みこしばかつひこ)先生が、瑞宝中綬章を受章されました。
御子柴先生は、1973年慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程を終了後、同大医学部専任講師(1974年)、フランス・パスツール研究所研究員(1976年)、慶應義塾大学医学部助教授(1982年)、大阪大学蛋白質研究所教授(1985年)、岡崎国立共同研究機構基礎生物学研究所教授(1986年)を経て、1992年~2007年、東京大学医科学研究所教授を務められました。加えて、スウェーデン・カロリンスカ研究所客員外国人教授(2003年)、東京慈恵会医科大学客員教授(2004年)、山形大学客員教授(2004年)等を歴任され、現在も理化学研究所脳科学総合研究センター発生神経生物研究チーム・チームリーダーとして活躍されておられます。
御子柴先生は、神経科学の分野において、イノシトール3リン酸受容体(IP3レセプター)の発見と構造・機能の解明、神経細胞の位置決定や神経系の発生分化に関わる分子の発見、更には脳障害発現機構の解明など、長年にわたり多大な功績をあげられました。今回の受章はこれらの業績が評価されたものです。