東京大学医科学研究所

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受賞

古澤之裕 特任助教、"Nature Immunology Award" (Poster Prize) 受賞

古澤之裕1、尾畑佑樹2、長谷耕二1,2
1.東京大学医科学研究所国際粘膜ワクチン開発研究センター粘膜バリア学、 2.独立行政法人理化学研究所RCAI環境エピジェネティクス研究室

古澤之裕 特任助教(国際粘膜ワクチン開発研究センター 粘膜バリア学分野)がIEIIS2012 (International Endotoxin and Innate Immunity Society)(H24.10.23-26)において"Nature Immunology Award" (Poster Prize) を受賞しました。

腸内共生細菌には、制御性T細胞 (Regulatory T cell: 以下Tregと略)の分化・増殖を促進する作用があることが知られているが、その詳細なメカニズムは不明であった。我々は、腸内共生細菌の定着がエピジェネティックな調節因子の誘導を促し、TregにおけるDNAメチル化状態を変化させることで増殖維持に寄与することを見出した。このエピジェネティックな調節機構を欠損するマウスでは、腸管におけるTreg細胞数が激減し、ヒト炎症性腸疾患に類似する慢性大腸炎を自然発症した。これより本機構は炎症性腸疾患の抑制に重要であることが明らかとなった。