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医科学研究所創立125周年・改組50周年記念式典・記念講演会を開催しました

2017年11月29日にシェラトン都ホテル東京にて医科学研究所創立125周年・改組50周年記念式典、記念講演会、記念祝賀会を開催しました。
式典冒頭に、村上善則所長が医科研と感染症・生命科学研究の歴史について総括し、第一期の病原体の時代、第二期の疾患遺伝子の時代を経て、現在到来しているビッグデータの時代を踏まえ、今後の医科研の新たな挑戦について決意を述べました。続いて、五神真総長からは、医科研が125年に渡り医学・生命科学分野で最先端の研究を進めてきたことを高く評価し、これからも一層革新的な研究に挑戦し、社会とアカデミアに貢献するようにとの期待と応援のメッセージを頂きました。さらに来賓祝辞として、関靖直文部科学省研究振興局長、梶田隆章国立大学附置研究所・センター長会議会長、宮園浩平大学院医学系研究科長、末松誠日本医療研究開発機構理事長からお祝いのお言葉を頂きました。


記念講演会では、岩本愛吉東京大学名誉教授・日本医療研究開発機構戦略推進部長から「日本の感染症対策の歴史と傳研」という演題で、医科研OBのお立場から感染症と医科研の歴史について御解説頂きました。また、梶田隆章東京大学卓越教授・特別栄誉教授・宇宙線研究所長、並びに大村智北里大学特別栄誉教授からは、ノーベル賞御受賞へとつながった研究について、それぞれ「神岡での研究を通して考えること」、「微生物創薬と国際医療貢献」と題して、研究者として志すべき道について御講演賜りました。
記念祝賀会では、医科研OB並びに、学内外の関係者約300名の御出席を頂き、盛会のうちに終了しました。
翌11月30日には、医科学研究所講堂において、創立記念国際シンポジウムを「医科学の新発見がもたらす医療のパラダイムシフト」のテーマのもとに開催しました。海外招待講演者として米国のメモリアル・スローンケタリング癌センターのMichel Sadelain博士、国内招待講演者として大阪大学免疫学フロンティア研究センターの長田重一教授からの卓越した御講演に加え、中西真、河岡義裕、宮野悟の3名の医科研教授によるがん、感染症、ゲノム医科学領域の先端的研究成果が発表されました。参加者からの質問が相次ぎ、活発な議論で盛り上がりました。

30日夕刻には所内祝賀会が開かれ、若手を中心に、各研究部、病院、事務部から大勢の参加者を得て、賑やかに周年記念をお祝いしました。

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