血友病性関節症に対する整形外科治療の日本の現状
学友会セミナー
学友会セミナー
2005年開催 学友会セミナー
開催日時: | 平成17年7月8日(金) 16:30~17:30 |
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開催場所: | 附属病院8階 トミーホール(南会議室) |
講 師: | 竹谷英之先生 |
所 属: | 独立行政法人国立病院機構 福井病院リハビリテーション科 |
演 題: | 血友病性関節症に対する整形外科治療の日本の現状 |
概 要: | 血液製剤の進歩と家庭における自己輸注は、血友病患者における関節内出血などの出血に対する治療方法を確立させた。しかし多くの成人血友病患者は血友病性関節症をすでに罹患しており、また血液製剤が十分に供給される現在において、特に小児において欠乏因子に対する抑制因子(インヒビター)が発生した場合には従来の止血方法ではまったく対応できず将来関節症への進行が危惧されている。 一方血友病に対する治療体制は、患者数が本邦において4000人以上と少なく主に小児科や内科が治療を行っており、血友病性関節症に対する整形外科治療は立ち遅れている。 我々は血友病性関節症に対して、人工関節置換術を中心に整形外科的治療を積極的に行っている。そこで今までの成績とともに血友病の整形外科治療が抱える問題について紹介する。 |
世 話 人: | ○感染症分野 岩本愛吉 臓器細胞工学分野 田原秀晃 |