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メダカの性決定遺伝子はどのようにしてできたか

学友会セミナー

学友会セミナー

2004年開催 学友会セミナー

開催日時: 平成16年2月20日(金)14:00~15:30
開催場所: 東京大学医科学研究所 アムジェンホール大会議室
講  師: 近藤 真理子 博士
所  属: 東京大学大学院理学系研究科生物科学専攻・ 進化多様性生物学大講座・免疫分子進化学教室 助手
演  題: メダカの性決定遺伝子はどのようにしてできたか
概  要:

メダカは日本人にとってたいへんなじみのある小さな魚であるが、近年、モデル生物としての有用性が注目されている。この魚はヒト同様XX/XYの性染色体の組み合わせで性が決まると古くから知られていた。近年ようやく性決定遺伝子であるdmrt1bYが同定された。この遺伝子は線虫、ハエからヒトに至るまで共通して性分化に関与する転写因子ファミリーの一員である。この遺伝子がメダカの進化の過程でどのように生じたか、また、今後どうなる運命にあるかについて推測しながら議論したい。

世 話 人: ○山本 雅、仙波 憲太郎(75278)