エンドサイトーシスにおける膜脂質の動態
学友会セミナー
学友会セミナー
2002年開催 学友会セミナー
開催日時: | 2001年1月29日(火)16:00 ~ 17:00 |
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開催場所: | 東京大学医科学研究所 クレストホール会議室 |
講 師: | 竹居 孝二博士 |
所 属: | 岡山大学大学院医歯学総合研究所 生体制御科学専攻 脳神経制御学講座 |
演 題: | エンドサイトーシスにおける膜脂質の動態 |
概 要: | 竹居孝二先生は米国Yale大学Dr. Pietro De Camilliのもとで研究に従事され、神経終末部におけるクラスリン依存型エンドサイトーシスの分野で優れた成果をあげてこられました。先生は電子顕微鏡を駆使した微細形態観察によって、ダイナミンがクラスリン被覆小胞のpinch offを行う様子を世界で初めて視覚化されました。さらにin vitroにおいて人工脂質膜上にクラスリン被覆ピット/被覆小胞の形成を再構成する系を確立し、エンドサイトーシス関連タンパクが膜の形状をダイナミックに制御することを次々と明らかにされてきました。帰国後も精力的に研究を推進されており、膜状リン脂質自身の修飾~特にリン酸化/脱リン酸化~を介したエンドサイトーシスのメカニズムにもアプローチされています。本セミナーでは最近の知見を交えて、エンドサイトーシスにおける膜脂質の役割とその動態のダイナミズムについてお話していただける予定です。 |
世 話 人: | 山本 雅 竹縄 忠臣 |