HIVアクセサリー遺伝子VPRによる細胞周期異常の機序と意義
学友会セミナー
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2002年開催 学友会セミナー
開催日時: | 2002年8月2日(金)16:00 ~ 17:00 |
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開催場所: | 東京大学医科学研究所 アムジェンホール大会議室 |
講 師: | 志村まり |
所 属: | 国立国際医療センター研究所 臨床免疫研究室、室長 |
演 題: | HIVアクセサリー遺伝子VPRによる細胞周期異常の機序と意義 |
概 要: | HIV-1のアクセサリー蛋白質VPRはウイルス産生に重要であるばかりでなく、細胞周期の進行にも大きく影響する。志村博士らはTet誘導系によりVPR発現が制御される細胞株を樹立し、VPR発現と細胞周期進行異常との関わりの系統的解析を行った。その結果VPR発現は、非対称性の染色体分離や多極の紡錘体形成を引き起こすなど、著しくM期の進行を阻害していることを見出した。このような異常分裂のメカニズムとウイルスにとっての意義について話題を提供していただく。 |
世 話 人: | 山本 雅 岩本愛吉 |