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「活性型caspase-3の核移行とアポトーシス」

学友会セミナー

学友会セミナー

2001年開催 学友会セミナー

開催日時: 2001年11月27日(火)16:00 ~ 17:00
開催場所: 東京大学医科学研究所 3号館地下セミナー室
講  師: 鎌田 真司 博士
所  属: The Salk Institute, San Diego, USA
演  題: 「活性型caspase-3の核移行とアポトーシス」
概  要:

従来、caspaseは細胞質に存在し、アポトーシスが起こると細胞質でcaspaseが活性化し、切断された基質が核へ移行し核変成を引き起こすと考えられていました。実際、この仮説に基づいてCAD/ICADや、Acinusが同定されています。しかしながら、鎌田博士は、活性化したcaspase-3そのものが核へ移行して核変成を引き起こす可能性を考え、実験を進めてきました。実際最近になって活性型caspase-3が核内にも存在するという報告やCAD/ICADも核内に存在するという報告がでております。本セミナーでは、活性型caspase-3が核内にも存在することについてや、caspase-3に結合して活性型caspase-3を核内に運ぶ蛋白質について、話題を提供して頂きます。なおこの研究は、Salk InstituteのTony Hunter博士の研究室で行われたものです。

世 話 人: 山本 雅
丸 義朗