東京大学医科学研究所

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学友会セミナー

学友会セミナー:2019年3月6日

開催日時: 2019年3月6日 14:00 ~ 15:30
開催場所: 1号館 2-3会議室
講師: 小檜山 康司
所属: 米国ラホヤ免疫研究所 研究員
演題: 新規アジュバント開発と非感染性疾患ワクチン開発の試み
概要:

ワクチンは歴史上最も成功した医療技術の一つであり、現在約30種類の感染症および感染症関連疾患がワクチンによって予防できるとされている。ワクチンがその効果を最大限に発揮するにはアジュバントの働きが必須であるが、1920年代から80年以上もの間アルミニウムアジュバントのみが用いられてきた。しかしながら、ある種の感染症やがんワクチンにおいてはアルミニウムアジュバントでは最適な獲得免疫応答を誘導することが困難であり、新規アジュバントの開発が強く望まれている。一方で、ワクチンは感染症関連疾患だけではなく、自己免疫疾患や慢性炎症性疾患にも有用であることが動物実験で示されており、動脈硬化症やアルツハイマー、糖尿病ワクチンは臨床試験も行われている。動脈硬化症および動脈硬化症関連疾患は未だに死因原因の世界第一位であり、スタチンなどの対症療法薬は存在するものの、新たな治療法の確立が期待されている。

本セミナーでは1) 合成Toll-like receptor 9リガンドを用いた新規アジュバント開発研究、2)動脈硬化症ワクチン開発研究に関して我々の研究成果を中心に発表したい。

世話人: 〇三宅 健介 (感染遺伝学分野)
 石井 健 (ワクチン科学分野)