東京大学医科学研究所

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学友会セミナー

学友会セミナー:2013年3月15日

開催日時: 2013年3月15日 16:00-17:00
開催場所: 2号館2階小会議室
講師: 中西真
所属: 名古屋市大・細胞生化学
演題: "ヒストンユビキチン化が繋ぐGenetic情報とEpigenetic情報の複製-A novel histone ubiquitylation couples maintenance DNA methylation and DNA replication"GCOE特別セミナー(医科学教育セミナー)
概要:

DNAメチル化は遺伝子発現や、染色体構造を制御するエピジェネティック修飾で、細胞の分化、発生に重要な役割を果たしている。細胞増殖に伴うDNAメチル化の複製は、DNAメチル化酵素Dnmt1により触媒されるDNA維持メチル化機構により制御されている。メチル化CpGは半保存的に複製されないため、DNA複製後にヘミメチル化DNAがフルメチル化DNAに変換されなければならない。近年、ヘミメチル化DNA結合タンパク質であるUhrf1がDNA複製部位へのDnmt1の局在化に重要な役割を果たしていることが明らかになったが、いかなる分子機構によりDNA複製とDNA維持メチル化機構がカップリングするかについてはほとんど理解されていない。我々はUhrf1がDNA複製に依存してヒストンH2リジン23をユビキチン化すること、このヒストンユビキチン化がDnmt1をDNA複製部位へ局在化させるのに必須の役割を果たしていることを見出した。本セミナーではヒストンユビキチン化制御を介したDNA維持メチル化機構について概説するとともに、細胞分化、疾患との関連についても議論したい。

Faithful propagation of DNA methylation patterns during DNA replication is critical for maintaining cellular phenotypes of individual differentiated cells. We recently discovered that Uhrf1-dependent ubiquitylation of histone H3 at lysine 23 plays a prerequisite role in the maintenance DNA methylatiojn. This ubiquitylation was required for the recruitment of Dnmt1 to the DNA replication sites. The mutant Uhrf1 lacking ubiquitine ligase activity failed to maintain DNA methylation in mammalian cultured cells. Our findings are thus the first evidence of the mechanistic link between DNA methylation and DNA replication.
(使用言語): Japanese

世話人: ○北村俊雄 (細胞療法/幹細胞シグナル制御)
渡邊すみ子(再生基礎医科学)