東京大学医科学研究所

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学友会セミナー

学友会セミナー:2012年11月6日

開催日時: 2012年11月6日 13:30-17:45
開催場所: 1号館講堂
講師: アキレス 美知子 (株)資生堂 執行役員 (広報・お客さま情報・環境・CSR・風土改革 担当)
辻 弓子 (株)資生堂 資生堂リサーチセンター 研究員
白波瀬 佐和子 東京大学大学院人文社会系研究科 教授
大隅 典子 東北大学大学院医学系研究科 教授
山本 尚子 厚生労働省健康局 疾病対策課 課長
板倉 周一郎 文部科学省科学技術・学術政策局 基盤政策課 課長
三浦 有紀子 東京大学男女共同参画室 推進ディレクター
山川 彰夫 東京大学医科学研究所 特任教授、学術アドバイザー長
所属:
演題: 「第12回 白金キャリアプラットフォーム ミニシンポジウム『グローバル化時代と男女共同参画 ~産官学の現状と今後~』 "GCOEキャリアパス支援セミナー" “Minisymposium on Gender Equality in Globalization Era -Current Status and Future in Japanese Industry, Government and Academia-” (held in Japanese)
概要:

【演題および講師(予定)】
<13時30分~15時30分>
1. はじめに   
山川 彰夫 東京大学医科学研究所 特任教授、学術アドバイサ゛ー長 (世話人)
2. 講演「東大のグローバル化と男女共同参画」 
三浦 有紀子 東京大学男女共同参画室 男女共同参画ディレクター
3.講演「なぜ女性科学者が少ないのか? ―科学的考察―」 
大隅 典子 東北大学大学院医学系研究科 教授
4.講演「厚生労働省の男女共同参画への取り組み~私の経験から~」 
山本 尚子 厚生労働省 健康局疾病対策 課長
5.講演「女性研究者が切り開く日本の科学技術の未来」 
板倉 周一郎 文部科学省 科学技術・学術政策局 基盤政策課 課長
<15時40分~17時45分>
6.講演「グローバル化トレンドの中の医療課題と人財戦略」
山川 彰夫 東京大学医科学研究所 特任教授、学術アドバイサ゛ー長
7.講演「女性の高学歴化とキャリア:日本のジェンダー格差」
白波瀬 佐和子 東京大学大学院人文社会系研究科 教授
8. 講演「資生堂(企業紹介、グローバル化対応と男女共同参画の現状、学生・若手へのメッセージ)」(仮)
アキレス 美知子 (株)資生堂 執行役員
9.講演「資生堂の皮膚科学研究とその方向性」(仮)
辻 弓子 (株)資生堂 資生堂リサーチセンター 研究員
10.総合質疑応答・討議、まとめ
ファシリテーター: 三浦有紀子、山川彰夫

【概  要】
 東京大学医科学研究所&先端科学技術研究センターのグローバルCOE プログラム(GCOE)では、ミッションの一つであるグローバルな医療課題に対して取り組むことのできる世界的な広い視野を持った多様な「人財」育成の一環として、キャリアパス支援セミナー「白金キャリアプラットフォーム:(企業・団体紹介シリーズ)」を開催しています。

 今回の第12回では、通常の回のような企業の紹介とアカデミア側からのレクチャーを合わせる「産学対話」の形式でなく、以前の「バイオベンチャーとライフイノベーション推進」の回と同様のスピンオフ・ミニシンポジウムの形で、行政の講演者も加えた「産官学の多様な立場」からの講演と、講師同士やフロアとの質疑応答・討議を行う形にする事に致しました。
 企業紹介としては、株式会社資生堂(以下、資生堂)の執行役員として、広報・お客さま情報・環境・CSR・風土改革をご担当されておられるアキレス美知子様より、資生堂の研究開発や経営方針の方向性に加え、資生堂におけるグローバル化社会への対応と男女共同参画に関してのお話しについて、ご講演頂きます。学生、若手研究者や企業・アカデミア・行政関係者等へのメッセージも含めてお願いしています。資生堂の研究活動の現状と方向性、特にバイオ関係との関連については、女性研究者の辻弓子様から別途ご講演頂くことにしています。

 また、アカデミア側からのレクチャーとしては、今回は最初に企画側より「東大のグローバル化と男女共同参画」として話題を提供します。途中に今までのシリーズに連続した話題と絡めて「グローバル化トレンドの中の医療課題と人財戦略」という講演を挟む予定です。 

 東北大学の大隅典子先生からは、東北大学の現状をお話しいただきながら、日本のアカデミアにおける男女共同参画の現状と提言に関してもご講演頂きます。
東大男女共同参画室の現室員でもあり、 日本社会の格差の研究等がご専門の白波瀬佐和子先生からは、女性の高学歴化とキャリアについて、今年3月に本学で 開催されたIARUシンポジウムでの議論も踏まえてご報告いただきます。

 厚労省と文部科学省の現職課長のお二人からは、現在のご担当管轄の内容に留まらず、今までのご体験も含めた 個人的な立場からのご講演もお願いしております。

 今回の紹介企業である株式会社資生堂に関しては、化粧品関係の日本のトップ企業である事は,改めて説明するまでも無いと思われます。資生堂の企業理念である「美しい生活文化の創造」の実現のために、主に化粧品によって、皮膚や毛髪の健康を保ち、再生を促進する事によって、身体に優しくかつ美を育むためのサイエンス・テクノロジーとして、「ものづくり」研究と同時にバイオ関係の研究・開発には1世紀以上にわたり長年注力を注いでおられます。また、CSR事業や環境活動、企業文化活動にも積極的に取り組まれていることも良く知られています。
 歴史的には、1872年に洋風調剤薬局「資生堂」の創業に始まり、1915年頃より薬局事業から化粧品事業へ本格的に転換されました。その翌年には「試験室」を設置し積極的に新製品開発と商品の品位保証を行うというこだわりを持ちながら、「最新の研究開発に基づく高品質なものづくりに芸術性を融合させる」文化を、その後も持続して育て、企業として発展して来られました。
 1923年に日本発のチェインストア制度である「資生堂連鎖店制度」を開始、34年には「ミス・シセイドウ」(現ビューティーコンサルタント)が誕生し、37年に化粧品ユーザーグループである「資生堂花椿会」を発足させ、現在まで続く化粧品営業ビジネスモデルのコアを完成させ、それを元に現在までの発展があるとの事です。1957年の台湾をはじめとした事業の海外グローバル展開は、欧米、アジアなど世界各地で進みつつあり、以前からの「お客様志向のマーケティング改革」を進めながら、現在は「グローバル化第2フェーズの新3カ年計画」により、アジアでの存在感の確立を先に、国内外の融合も図りながら、第3フェーズ以降のグローバルプレイヤーへの躍進を目指して居られます。海外展開中の国・地域は既に88、生産拠点15カ所、研究開発拠点も10カ所に昇り、連結売上比率では海外が4割を超えるまでに至っています。
 人材・人事面としては、商品のメインの顧客と販売・営業のコア人材が女性中心である事もあり、日本の企業の中では「男女共同参画」に関しては、そのタームが出来る以前から、積極的に取り組んで来られたと伺っております。
 今回のミニシンポジウムでは、研究開発面と、グローバル展開・人財戦略面から、おふたりに詳細と今後の展望を伺いながら、日本の産官学への提言につながるようなメッセージもお伺いできることを期待しております。

 この白金キャンパスの「新しいプラットフォーム」は、”Filling the Gaps among different Communities”のキーワードの元、学生・若手にとってのキャリアパス支援とシニアの研究者・医療従事者と企業・団体の間の相互のインターラクションの「場」を提供し、ライフイノベーションの推進の為のステップボードとなる事も意図しております。
 白金キャンパスの学生・若手をはじめとする研究者・医師・医療スタッフの他にも、「グローバル化・少子高齢化社会の中での企業と個人のキャリアパス」、「男女同権とジェンダー問題の今後」などにご関心のある東大他部局や学外のアカデミア・産業界・行政・メディアの方のご参加を歓迎致します。事前の質問や要望があれば世話人幹事宛にお願い致します。

なお、資生堂と資生堂グループに関する詳細は下記サイトをご参照ください。
http://group.shiseido.co.jp/index.html
東大男女共同参画室のURLは
http://kyodo-sankaku.u-tokyo.ac.jp/  です。

(文責:世話人幹事 山川彰夫、 GCOE推進委員)

今回の企画は東大男女共同参画室の後援を受けています。

Poster: http://www.ims.u-tokyo.ac.jp/imsut/jp/events/others/2087.pdf

お問い合わせ先:
東京大学医科学研究所GCOE推進室
Email:gcoe@ims.u-tokyo.ac.jp
TEL:03-6409-2028

世話人: 〇 山川彰夫 特任教授、学術アドバイザー長
長村文孝 先端医療開発推進分野 教授、附属病院医療安全管理部 部長