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東京大学医科学研究所

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学友会セミナー

学友会セミナー:2011年11月22日

開催日時: 2011年11月22日 15:00-17:15
開催場所: 1号館講堂
講師: 岩崎 甫  山梨大学大学院医学工学総合研究部臨床研究開発学講座
     特任教授、レギュラトリーサイエンス学会 評議員
宮崎 洋  協和発酵キリン株式会社 リサーチフェロー、
     日本炎症・再生医学会 評議員
山川彰夫 東京大学医科学研究所 学術アドバイザー長 特任教授

ファシリテーター:
三浦有紀子 東京大学男女共同参画室 推進ディレクター
山川彰夫  東京大学医科学研究所 学術アドバイザー長 特任教授
所属:
演題: キャリアパス支援「第8回 白金キャリアプラットフォーム(企業・団体紹介シリーズ)」 "GCOE特別セミナー(キャリアパス支援セミナー)"
概要:

【演題および講師】
1. ショートレクチャー「日本学術会議と2011年度提言について」
山川彰夫 東京大学医科学研究所 学術アドバイザー長 特任教授
(本シリーズ世話人)

2. 「抗腫瘍薬とワクチンのグローバル開発戦略」
岩崎 甫 山梨大学大学院医学工学総合研究部臨床研究開発学講座
特任教授、レギュラトリーサイエンス学会 評議員

3. 「生命現象の解明からバイオ医薬の創製へ」
宮崎 洋 協和発酵キリン株式会社(キリングループ) リサーチフェロー / 日本炎症・再生医学会 評議員

質疑・応答、総合討議
ファシリテーター: 三浦有紀子、山川彰夫

【概 要】
 東京大学医科学研究所&先端科学技術研究センターのグローバルCOE プログラム(GCOE)では、ミッションの一つであるグローバルな医療課題に対して取り組むことのできる世界的な広い視野を持った多様な「人財」育成の一環として、キャリアパス支援セミナー「白金キャリアプラットフォーム:(企業・団体紹介シリーズ)」を開催しています。

 今回の第8回では、協和発酵キリン株式会社(キリングループ)の宮崎洋先生より、協和発酵キリン株式会社の研究開発の方向性に加え、特に、バイオロジクスとトロンボポエチンを中心にご講演頂きます。協和発酵キリンは、2008年に協和発酵工業株式会社とキリンビールグループの医薬品事業を担っていたキリンファーマ株式会社が合併し、キリンホールディングスの連携子会社の形で新生した医療用医薬品メーカーです。
協和発酵工業株式会社は、1949年に発酵無水アルコール製造からスタートし、その後のストレプトマイシン量産成功に続き、マイトマイシンCをはじめとする抗生剤などの医薬品創薬・開発、アミノ酸など発酵技術、抗体医薬の活性を高める新技術「POTELLIGENT®」など独自の抗体技術を持つ、革新的な医薬品・バイオケミカル事業を展開していました。
一方、キリンビール株式会社は、1980年代に多角化の一環として医薬品や種苗などのライフサイエンス事業に取り組み始めました。1982年から医薬事業を開始し、1984年キリン・アムジェン社を設立、その後遺伝子組換え技術を用いて作製したエリスロポエチンやG-CSFの研究開発を行い、商品化を実現させました。2007年キリンファーマ株式会社として医薬品事業が独立、2008年に協和発酵工業と合併し、協和発酵キリン株式会社となりました。
「抗体技術、バイオテクノロジーをはじめとした強みの融合と強化により、継続的な新薬創出を実現して社会への貢献を目指す」というミッションのもと、がん、腎、免疫疾患を中心とした領域で、抗体技術を核にした最先端のバイオテクノロジーを駆使して、画期的な新薬を継続的に創出し、開発・販売をグローバルに展開することにより、世界の人々の健康と豊かさに貢献する日本発のグローバル・スペシャリティファーマとなることが、その事業ビジョンとされています。
ご講演は、先生のご体験に裏付けられたお話や、学生、若手研究者へのメッセージも含めてお願いしています。

 また、アカデミア側からのキャリアパスに関する基礎的なリテラシーに資するレクチャーとして、今回は山梨大学特任教授の岩崎甫先生に「抗腫瘍薬とワクチンのグローバル開発戦略」についてお話しいただくことと致しました。岩崎先生は、東京大学医学部医学科を卒業され、外科系臨床をされた後、ヘキスト・ジャパンなど外資製薬企業にて薬剤開発の世界にキャリアを転じられ、併せてEFPIAジャパンなどで日本における薬剤開発に関する調査・提言をまとめられました。今秋、常務取締役を勤められたグラクソクラインジャパンを退職され、山梨大学大学院医学工学総合研究部臨床研究開発学講座に移られ、再びアカデミアの立場に戻られたところです。日本とグローバル市場における薬剤開発の現状と展望について、企業とアカデミアの双方の立場から見た貴重なお話しをいただける事を期待しています。

 なお、今回は最初に世話人幹事より、日本学術会議から今年夏に出された提言のうち、生命系ポスドクの現状、男女共同参画、薬学研究とregulatory scienceなど本シリーズに関係の深い事柄について、簡単なご紹介をする予定です。

 本シリーズのいままでの回と同様ですが、将来アカデミアや別の業界・企業に進む人財にとっても、業界のリーディングカンパニー等についての知識等を持つことは、将来の効果的な連携(場合によっては効果的な競争)にとっては欠かせないことであり、このシリーズはいわば「究極の就活セミナー」といえますが、あくまでもキャリアデベロップメントを目的としています。
 この白金キャンパスの「新しいプラットフォーム」はFilling the Gaps among different Communitiesのキーワードの元、学生・若手にとってのキャリアパス支援とシニアの研究者・医療従事者と企業・団体の間の相互のインターラクションの「場」を提供し、ライフイノベーションの推進の為のステップボードとなる事も意図しております。
白金キャンパスの学生・若手をはじめとする研究者・医師・医療スタッフの他にも、東大他部局や学外のアカデミア・産業界・行政・メディア、その他のご所属の学生および社会人などの多様な方々のご参加を歓迎いたします。 事前の質問要望があれば世話人幹事宛にお願い致します。

なお、協和発酵キリン株式会社に関する詳細は下記サイトを
http://www.kyowa-kirin.co.jp/

また 日本学術会議の最近の提言に関しては、
http://www.scj.go.jp/ja/info/
をご参照ください。

(文責:世話人 山川彰夫 学術アドバイザー長, GCOE推進委員)

世話人: 山川彰夫 学術アドバイザー長 (GCOE推進委員)
東條有伸 分子療法分野