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近代医科学記念館

  
          
 

近代医科学記念館は、東京大学医科学研究所が1892年(明治25年)、北里柴三郎博士らにより伝染病研究所(伝研)として設立されてから半世紀以上にわたり、我が国の伝染病研究の中心として活躍した時代の貴重な歴史的資料の保存と紹介をしています。

当時の伝研は、ワクチン、抗血清など細菌学的製剤の最大の製造所として、また、伝染病に対する医師・衛生行政関係者の教育や、 細菌学的製剤の検定・認可を担当する機関として、伝染病研究・ 医療のあらゆる面に貢献していました。その後、抗生物質と衛生状態の改善により伝染病研究の重要性が薄れる時代を迎え、伝研は先端医療の道へと舵を切り、1967年に医科学研究所として生まれ変わりました。

現在、感染症、がんその他の特定疾患の学理の解明と その応用を目指して、ゲノム医療、細胞・遺伝子治療等の先端医療の開発・研究を行っています。 緑に囲まれて佇む、伝研時代の厩舎を模したレンガ風の建物と未来をイメージさせるガラスの館とのコントラストは、医科学の過去から未来へと思いを馳せる安らぎの空間となっています。

開館時間 10:00~12:00、13:00~16:00
休館日 土・日曜日、夏季休業期間、年末年始
その他、臨時に休館することがありますので、お問い合わせください。

電話:03-5449-5470(直通)
 




伝染病研究所所長 北里博士 1910年9月(明治43年) 撮影
写真は東京大学医科学研究所近代医科学記念館所蔵