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平成25年度若手研究者シンポジウム「最先端基礎研究が開く新しい医療」

平成25年度若手研究者シンポジウム「最先端基礎研究が開く新しい医療」

平成25年11月28日(木)13時より、医科研2号館大講義室にて若手シンポジウムが開催されました。
今年度は、『先端医療研究開発共同研究領域』を代表し、伊藤元一先生(先端がん治療分野・助教)と山﨑聡先生(幹細胞治療分野・助教)が中心となり「最先端基礎研究が開く新しい医療」をテーマに行なわれました。
シンポジウムでは、基礎研究から医療を目指した研究として、miRNAを標的とした核酸医薬の開発(原口先生)、単純ヘルペスウイルスの宿主レセプターの同定(有井先生)について、また、癌治療を目指した研究として、口腔扁平上皮癌のウイルス療法(内橋先生)についてご講演をいただきました。さらに再生医療を目指した研究として、食道表在癌内視鏡治療後の食道上皮の再生(小林先生)、再生医療の移植細胞ソースとしての間葉系幹細胞の新規分離方法(馬淵先生)、iPS細胞からの臓器の構成に基づく分化誘導の実現化(武部先生)、と様々な観点からの再生医療へのアプローチをご紹介いただきました。
医科学分野の将来を担う若手研究者による最先端の研究成果発表をいただき、活発な討論がされ、大変充実したシンポジウムとなりました。

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1) 開会の辞:三宅 健介 先生 (医科学研究所 経理系副所長/感染遺伝学分野)
2) 会場の様子
3) 司会進行:右 伊藤 元一 先生(医科学研究所 先端がん治療分野)
     左 山﨑 聡 先生(医科学研究所 幹細胞治療分野)
4) 内橋 俊大 先生(医科学研究所 先端がん治療分野・
                         大阪大学大学院歯学研究科口腔外科学)
   「第三世代癌治療用ウイルス(G47Δ)を用いた口腔扁平上皮癌に対する新規治療戦略」
5) 小林 慎一郎 先生(※金井 信雄 先生の代理)(東京女子医科大学先端生命医科学研究所)
   「上皮細胞シートを用いた食道再生ヒト臨床研究と今後の展望」
6) 原口 健 先生(医科学研究所 宿主寄生体分野)
   「高効率microRNA阻害法の開発」
7) 馬渕 洋 先生(東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科 分子生命情報解析学分野)
   「フローサイトメーターを用いた間葉系幹細胞の予期的分離と機能解析」
8) 武部 貴則 先生(横浜市立大学大学院医学研究科 臓器再生医学)
   「iPS細胞からヒトの臓器を創りだす!」
9) 有井 潤 先生 (医科学研究所 ウイルス病態制御分野)
   「単純ヘルペスウイルスと宿主レセプターとの関わり」
10)閉会の辞:山口 智之 先生(医科学研究所 幹細胞治療分野)

シンポジウムの抄録はこちらからご覧いただけます。