English
Top

平成29年度共同利用・共同研究拠点 成果報告会

平成29年度共同利用・共同研究拠点 成果報告会

平成30年3月6日(火)、医科学研究所2号館2階大講義室にて平成29年度成果報告会を開催しました。今年は発表者が25名と多く、多岐にわたるテーマで長時間の報告会となりましたが、参加者101名を迎え、密度の高い議論が繰り広げられました。
今年も午後の部は、感染症・免疫の研究領域において,千葉大学真菌医学研究センターとの合同成果報告会としました。その冒頭には、大阪大学微生物病研究所の山﨑晶先生をお招きし、レクチン受容体を介する病原体認識機構について特別講演を頂きました。

【午前の部】
「先端医療研究開発共同研究領域」

  座長:三宅 健介 教授 (東京大学医科学研究所)


「ゲノム・がん・疾患システム共同研究領域」
① 石橋 真理子 先生  (日本医科大学)
「多発性骨髄種におけるNOTCH1-IL-33シグナルによる病態進行と腫瘍免疫抑制の解明」
② 出口 敦子 先生  (東京女子医科大学)
「Toll様受容体依存性転移前ニッチ形成における免疫応答の作用機序の解明」
③ 井戸川 雅史 先生 (札幌医科大学)
「癌関連転写因子標的非コードRNAの発現ネットワーク解析による癌病態の解明」


座長:武川 睦寛 教授 (東京大学医科学研究所)
④ 大木 理恵子 先生 (国立がん研究センター研究所)
「神経内分泌腫瘍(NET)のがん抑制遺伝子PHLDA3欠損マウス作製によるNET発症メカニズムの解明」
⑤ 久保田 裕二 先生 (東京大学医科学研究所)
「癌に由来するMEK遺伝子変異体の異常リン酸化の機能解析および病理学的意義の解明」
⑥ 鈴木 亨 先生   (理化学研究所 統合生命医科学研究センター)
「環境ストレス応答におけるmRNA 分解機構の役割の解析」
⑦ 越川 直彦 先生 (神奈川県立がんセンター 臨床研究所)
「細胞表層プロテオリシスによるがん悪性化機構の解明」
⑧ 日野 信次朗 先生 (熊本大学 発生医学研究所)
「グルココルチコイドとヒストン脱メチル化酵素LSD1の連携による骨格筋制御機構の解明」
⑨ 本村 政勝 先生 (長崎総合科学大学)
「筋無力症の発症機構の解明と治療手法の開発」


【午後の部】
東京大学医科学研究所‐千葉大学真菌医学研究センター合同成果報告会



【合同成果報告会(千葉大学真菌医学研究センター)】
座長:米山 光俊 教授(千葉大学真菌医学研究センター)
① 椎名 勇 先生  (東京理科大学)
「新規抗真菌剤ユーシェアリライド類の合成および活性評価研究」
② 山田 剛 先生  (帝京大学 医真菌研究センター)
「スイス・ローザンヌで分離された複数のテルビナフィン低感受性白癬菌株と薬剤感受性低下要因の解析」
③ 鈴木 純子 先生 (国立病院機構東京病院呼吸器センター)
「Aspergillus 呼吸器検体臨床分離株の菌種同定・薬剤感受性の検討」
④ 程 久美子 先生 (東京大学)
「RIG-I様受容体を介した自然免疫応答におけるmicroRNAによる遺伝子発現制御機構」


【合同成果報告会(領域3:感染症・免疫共同研究領域)】
座長:川口 寧 教授 (東京大学医科学研究所)
① 中川 良 先生   (東京大学医科学研究所)
「抗腫瘍免疫リガンドMICAの新規制御剤探索」
② 杉田 征彦 先生 (沖縄科学技術大学院大学)
「エボラウイルス・ヌクレオキャプシドの極低温電子顕微鏡解析」
③ 廣松 賢治 先生  (福岡大学)
「肺炎クラミジア感染細胞からのFABP4の分泌、および、その制御機構」
④ 一戸 猛志 先生 (東京大学医科学研究所)
「内在性自己RNAである、small nuclear RNAの免疫賦活性の検討」
⑤ 鈴木 志穂 先生 (東京医科歯科大学)
「細菌感染時におけるインフラマソーム活性化の制御メカニズム」
⑥ 新澤 直明 先生 (東京医科歯科大学)
「類鼻疽菌の細菌競合と宿主病原性の関連性、およびそれに関わる遺伝子領域の解明」
⑦ 東 秀明 先生  (北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター)
「Bacillus anthracis 病態発症に係る毒素合成機構の解明」
⑧ 三室 仁美 先生 (東京大学医科学研究所)
「H. pyloriの病原性に関わる形態変化の遺伝的基盤の解析」
⑨ 佐藤 慎太郎 先生(大阪大学微生物病研究所)
「ヒト正常上皮細胞層を用いた、ヒトノロウイルスの侵入に関与するレセプターの同定、および侵入様式の解明」
⑩ 朴 恩正 先生  (三重大学)
「老化に伴う腸上皮バリア機能障害の分子基盤の解明」
⑪ 大森 深雪 先生 (東京女子医科大学)
「アレルギー反応を調節する樹状細胞サブセットの同定および機能解析」