東京大学医科学研究所

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共同研究

平成27年度共同利用・共同研究拠点成果報告会 所長挨拶

本日は朝早くから、平成27年度成果報告にご出席いただき、ありがとうございます。また、皆様には、日頃より本事業に対してご理解とご高配を賜わり、心より御礼申し上げます。
東京大学医科学研究所共同利用・共同研究拠点は平成22年度の設立より6年目となり、今年度は拠点1期終了年度となります。皆様のご尽力により、この度、文部科学省が行った期末評価では、先の中間評価に続いてS評価を頂き、来年度から6年間の継続が決まっております。本所拠点における共同研究の課題数は平成22年度の35課題から、平成27年度には55課題と着実に増加しており、研究のアクティビティも大変高まってきています。残念ながら拠点として皆様にお配りする経費は少額ではありますが、本共同研究の主旨から考えると、それらの経費は全国の大学、研究機関との共同研究を行うための旅費として使用され、研究連携を発展させるのに十分役立ってきたと感じております。
本日、午前の部は本所拠点の領域1「先端医療研究開発共同研究領域」と領域2「疾患システム共同研究領域」の先生方にご発表をいただきます。午後の部は平成25年度から開催している、千葉大学真菌医学研究センターと本所拠点領域3「感染症・免疫共同研究領域」との合同成果報告会として開催させていただきます。また午後の部の最初には大阪大学微生物病研究所の荒瀬尚先生に特別講演をお願いしております。千葉大学真菌医学研究センター、大阪大学微生物病研究所そして本所は大学の附置研究所であり、いずれも全国共同利用・共同研究拠点として連携を図っております。現在の共同研究は学内だけの規模では賄えず、このような全国共同利用・共同研究拠点を介した連携が本来あるべきサイエンスの姿ではないかと考えております。拠点2期目も皆様との共同研究がますます発展し、さらに拠点間の連携が深まることを希望しております。皆様には今まで通りご指導とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
本日は長時間の報告会となりますが、どうぞお時間の許す限りご参加いただいて活発なご討論を頂き、共同研究の幅の広さと質の高さを感じていただければと願っております。

東京大学医科学研究所
所長 村上 善則

平成27年度共同利用・共同研究拠点 成果報告会

平成28年3月15日(火)、平成27年度成果報告会を開催しました。
今年度の午前の部は「先端医療研究開発共同研究領域」の4名、「疾患システム共同研究領域」の6名の先生方に、午後の部は今年も「感染症・免疫共同研究領域」と千葉大学真菌医学研究センターとの合同成果報告会として、11名の先生方にご発表頂きました。また、午後の部のはじめには、大阪大学微生物病研究所の荒瀬尚先生に特別講演を頂きました。
今年度は講堂の改修工事に伴い2号館2階大講義室での開催となりましたが、78名が参加し、拠点第1期最終年度にふさわしい、質の高い発表と、活発な討議が交わされました。

【午前の部】
「先端医療研究開発共同研究領域」

座長       ①       ②       ③       ④


座長:古川 洋一先生 (東京大学医科学研究所)
発表者
① 石垣 知寛先生  (東京大学医科学研究所附属病院)
  「成人T細胞白血病(ATL)における癌幹細胞マーカーの探索とその細胞生物学的解析」
② 瀬藤 光利先生  (浜松医科大学)
「質量顕微鏡法による肝癌、食道癌バイオマーカーの探索」
③ 鳥越 俊彦先生 (札幌医科大学)
 「大腸がん幹細胞特異的抗原ペプチドの同定とがんワクチン臨床試験」
④ 清水 宣明先生 (東京大学医科学研究所附属病院)
  「骨格筋量調節機構に肥満が及ぼす影響の解析」

「疾患システム共同研究領域」
座長       ①       ②       ③        ④

⑤        ⑥


座長:武川 睦寛先生 (東京大学医科学研究所)
発表者
① 高松 信彦先生  (北里大学)
  「哺乳動物の冬眠における概年性の遺伝子発現制御機構の解明」
② 生谷 尚士先生   (富山大学大学院)
「IL-33投与による肺高血圧症動物モデルを用いた疾患原因遺伝子の同定とその解析」 
③ 大橋 若奈先生  (富山大学大学院)
  「消化管上皮腫瘍形成における亜鉛トランスポーターの役割の解析」
④ 片桐 豊雅先生  (徳島大学疾患プロテオゲノム研究センター)
 「新規エストロゲン受容体活性制御分子の生体機能解明と革新的乳癌治療薬の開発」
⑤ 大場 基 先生   (昭和大学腫瘍分子生物学研究所)
「肺癌の進展に関わるメンブラントラフィック制御異常のイメージング解析」
⑥ 進藤 英雄先生  (国立国際医療研究センター)
 「生体膜リン脂質制御による視覚機能制御の解明」

会場の様子


【午後の部】
東京大学医科学研究所と千葉大学真菌医学研究センターとの合同成果報告会


合同成果報告会挨拶
米山 光俊先生  (千葉大学真菌医学研究センター)







特別講演
荒瀬 尚 先生  (大阪大学微生物病研究所)
  「ペア型レセプターを介した宿主病原体相互作用」





「千葉大学真菌医学研究センター」
①        ②       ③        ④

座長:米山 光俊先生  (千葉大学真菌医学研究センター)
発表者
① 中務 邦雄先生    (名古屋大学大学院)
「新規ユビキチンリガーゼSCFUcc1によるカンジダ・グラブラータの感染制御機構の解明」
② 倉田 祥一朗先生   (東北大学大学院)
  「ショウジョウバエ感染系を用いた真菌病原性発現機構のゲノムワイド解析」
③ 程 久美子 先生   (東京大学大学院)
  「遺伝子サイレンシングと自然免疫応答のスイッチング機構の解析」
④ 西城 忍 先生    (千葉大学真菌医学研究センター)
 「カンジダ感染に対するIL-17A/Fを介した皮膚真菌症防御機構の解明」

「感染症・免疫共同研究領域」
座長       ①       ②       ③        ④

⑤        ⑥       ⑦


座長:川口 寧 先生   (東京大学医科学研究所)
発表者
① 朴 恩正 先生    (三重大学大学院)
「免疫系と血栓・凝固系とのクロストークによる臓器特異的ホーミングの制御」
② 丸山 史人先生    (京都大学大学院)
  「A群レンサ球菌における病原因子獲得機構の時空間的解析」
③ 今村 健志先生    (愛媛大学大学院)
  「革新的in vivo光イメージングを駆使した粘膜免疫機構における細胞動態とシグナル可視化」
④ 西田 圭吾先生    (鈴鹿医療科学大学)
「細菌感染における亜鉛/亜鉛トランスポーターの役割」
⑤ 中川 一路先生    (京都大学大学院)
  「細菌表層機能分子をターゲットとした分子標的薬開発」
⑥ 福井 竜太郎先生   (東京大学医科学研究所)
「自然炎症を基盤とするマウスの遺伝的表現型と関連遺伝子群の探索」
⑦ 熊谷 雄太郎先生   (大阪大学免疫学フロンティア研究センター)
「抗ウイルス免疫応答の網羅的データからのモデリングと制御」