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造血細胞移植について


年度別同種造血幹細胞移植実績


成人例臍帯血移植(CBT)の臨床的解析
第一例目:1988年8月
2004年12月までに 計117例を施行
16才未満 (N= 6)*
第2回目以降の移植 (N= 9)*
複数臍帯血移植 (N= 2)
骨髄非破壊性前処置 (N= 10)*
その他(急性放射性障害患者) (N= 1)
2004年10月以降の移植 (N=9)*
*一部重複あり

成人例に対する骨髄破壊的前処置(TBI 12Gyを含む) を用いた初回移植82例を解析対象(最終観察日は2005年1月1日)


患者・移植背景
年齢: 36(16−53)才
体重: 55(36−76)Kg
性別: 男性50⁄女性32
疾患: * AML(急性骨髄性白血病) 46
* ALL(急性リンパ性白血病) 18
* CML(慢性骨髄性白血病) 6*
* MDS(骨髄異形成症候群) 9
* NHL(非ホジキンリンパ腫) 4**1例はCMLとNHL合併例)
移植時の病期 * スタンダード・リスク群 32
* ハイ・リスク群 50
発症から移植までの期間: 17(2−148)ヶ月
臍帯血検索開始から移植までの期間: 3(1−36)ヶ月
観察期間: 644(13−2319)日
移植細胞数 2.44(1.10−5.29)x 107⁄kg
移植CD34要請細胞数: 0.93(0.15−8.97)x 105⁄kg
HLA一致度 * 5⁄6
19
* 4⁄6 43
* 3⁄6 18
* 2⁄6 2


移植方法
前処置
TBI(12Gy)+Ara−C(12g⁄m2) +CY(120mg⁄kg)
myeloid leukemia、MDSではAraC投与時にG−CSF (5mg⁄kg⁄d)を併用

GVHD予防
CsA(3mg⁄kg⁄d)+MTX(D1:15mg⁄m2; D3, D6:10mg⁄m2

感染症予防
ST合剤(4T⁄d)、TFLX(300mg⁄d)、FCZ(200mg⁄d)、 ACV(1000mg⁄d)、G−CSF(5mg⁄kg⁄d)、γ−globulin(IgG<500の場合、 10g⁄2w)


CBT後の生着不全
82例
早期(移植後28日以内)死亡3例を除く
79例についての解析
生着不全5例
・感染症
・再発
・再移植後生着
・自己造血回復
1例
1例
1例
2例


CBT後の生着率(好中球>500⁄mm3


aGVHD発症率


cGVHD発症率


CBT後の再発率(リスク別)


臍帯血移植後の無病生存率(リスク別)

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最終更新日:2005年8月5日
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