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血液腫瘍内科の紹介
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分子療法分野の紹介

  当科は造血幹細胞移植実施機関として我が国有数の実績があります。 2004年度までに約500例の同種・自家造血幹細胞移植を施行しており、同時に急性・慢性移植片対宿主病(GvHD)や日和見感染症など移植関連合併症の治療も行ってきました。 この間、遺伝子組換え型ヒト顆粒球コロニー刺激因子(G-CSF)の開発に携わり、本薬剤が移植医療の種々の局面できわめて有用であることを世界に先駆けて明らかにしました。 また、公的骨髄バンクの設立にあたって中心的な役割を担い、1992年の設立以来約70件の非血縁者間骨髄移植と約120件の非血縁者骨髄採取を担当してきました。 その後、1997年の臍帯血バンク設立後は成人に対する非血縁者間臍帯血移植を積極的に推進し、1998年以来現在まで約100例を超え、単一施設としては世界でもトップクラスの移植件数を有しています。 当科における移植幹細胞の主たるソースがこのように変遷する状況下で、 より重要な課題となっている臍帯血由来細胞(造血幹細胞、免疫担当細胞、間葉系細胞)を利用する細胞療法の基礎的研究ならびに臍帯血移植臨床における免疫再構築、 GvHD、移植片対腫瘍効果(GvL)の解析に積極的に取り組んでいます。 2004年に開院した新病院棟の無菌病棟33床の稼働が順調にいけば、年間の移植症例数のさらなる増加が見込まれます。


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最終更新日:2005年8月5日
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