炎症性腸疾患の患者さんへ

 

当院外科では潰瘍性大腸炎・クローン病などの炎症性腸疾患患者さんを受け入れています。

 

潰瘍性大腸炎・クローン病などの病気の治療は内科治療が基本です。

私たちは外科医ですが従来から内科治療も行っており、
どちらの治療にも精通しています。

言い換えると、どの治療でも行うことが可能なので、
患者さん一人ひとりに最適な治療を提供することができます。

手術も行いますが、やむを得ない患者さんだけが対象で、
基本的には内科治療が中心です。

 

最近この分野では、新しい治療法が次々に使えるようになりました。

グローバル治験が行われるようになり、日本と欧米のドラッグラグ(欧米では使える薬でも
日本では使用できない)がなくなってきていますが、逆にどの患者さんにどの薬が最適か、
ということが分かりにくくなっています。

私たちはガイドラインやエビデンスを念頭に置きながら、最終的には患者さんの状況に応じた
最適な治療を目指して、日夜診療を行っております。

 

また、炎症性腸疾患患者さんは一般の方に比べ
大腸がんなどになりやすいことが知られています。

ところが、そのようながんは通常の大腸がんと異なり発見しにくく、発見には経験が重要です。

私は今までたくさんのがんを発見してきました。
腸の炎症だけでは寿命が短くなることが滅多にありませんが、
がんに罹ってしまうと話は別です。

 

今までの治療で必ずしもうまくいっていない患者さん、がんやポリープが心配な患者さんなど、
お気軽にお問い合わせください。今までの資料があればいいですが、資料がなくても大丈夫です。

 

原則的に、当院にかかりつけの患者さんは木・金曜の午前中に外来をしております。

当院が初めての患者さんは、なるべく状況が分かるように時間をかけてお話をきいていますので、
月・水曜日の午後にしております。

 

炎症性腸疾患外来担当:篠崎 大

http://www.h.ims.u-tokyo.ac.jp/gairai/depts-32.html

 

問い合わせ先:東京大学医科学研究所附属病院地域連携室

電話:03-6409-2042

ファックス:   03-5449-5930

HP: http://www.h.ims.u-tokyo.ac.jp/iryokikan/index.html

 

篠崎に紹介のある病院等(順不同):

 

東京大学医学部附属病院

慶応義塾大学病院

東京山手メディカルセンター病院(旧、社会保険中央総合病院)

慈恵会医科大学病院・葛飾医療センター病院

横浜市立市民医療センター病院

横浜市立市民病院

東京医科歯科大学病院

東京女子医科大学病院

虎の門病院

東邦大学医療センター大森病院・大橋病院

NTT東日本関東病院

日赤医療センター病院

前田病院(赤坂見附)

大森赤十字病院

横山記念病院(名古屋)

兵庫医科大学病院(兵庫県西宮市)

荒川外科肛門科医院

ニコタマ大腸・肛門クリニック

大和内科・消化器内科クリニック

草間かほるクリニック

            その他、多数

 

こうして見ると専門施設も多く、治療の難しい患者さんの受け皿になっていることが分かります。