目的

本プログラムでは、ゲノム情報を活用した新規治療法の開発、疾患予防・対策プログラムの開発、さらにはオーダーメイド医療の実現をがん治療および感染症克服の分野で達成することにより人類の健康社会の実現化を目標としています。また、これらの研究に学生やポスドクがたずさわることで、ゲノム情報を正しく理解し、それに基づく基礎研究、医療への応用、産業への展開までを含めて、ゲノム研究から社会還元までの様々な局面を理解する若手研究者を育成することも目的としています。ゲノム研究や感染症研究は世界的な連携のもとに推進されている学問領域であり、国際的視野を持った若手人材を育成することに適しています。

この半世紀に医科学において膨大な知の発見がなされ、中でもゲノム医科学における情報量は急速に増加しました。特にこの数年、遺伝子多型の技術革新によって、膨大なゲノム情報がもたらされ、それらの解析が、個人個人の疾患感受性や薬剤応答性など、先端医療開発に有用な情報をもたらすことが証明されました。しかしながら日本では、ゲノムシークエンス解読後のゲノム研究に対する理解が少なく、この分野の将来を担う人材は絶対的に不足しています。またプロテオームやシステムバイオロジーなど新たな研究分野が出現し、ゲノム情報をこれらの新たな情報と有機的に結びつける分野横断的研究が不足しています。特に医療開発においては、ゲノム情報は非常に多くの情報を提供します。したがって今後の先端医療開発を加速させる為には、ゲノム情報を正確に理解し、分野横断的な知識を持ち合わせて、それらを融合した見方で全体を俯瞰しつつ、研究を展開できる若手研究者を育てていくことが必要です。また、現在の地球は環境の変動に伴って新興再興感染症の脅威に絶えず脅かされています。この様な感染症に立ち向かうには、宿主・病原体の相互作用を両者のゲノム情報に基づいて解明する研究を国際的な視野と連携を持ちながら進める必要があります。医科学研究所は当該分野での研究実績とすぐれた指導者をもち、我が国の教育拠点としての条件を整えています。がんや感染症は、国際的な取組みによる予防や治療法を開発しなければならない人類の課題です。そこでゲノム情報を有効に利用して、これらの疾患に対する先端医療開発を担う若手人材を育成していくことは、世界の人々の健康と安心の為に重要です。

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