我々の研究分野は、先端医療研究センターの一部門として、自らの研究成果(ベンチプロダクト)を臨床(ベッドサイド)に応用していくというミッションを持っています。付属病院のアレルギー免疫科は、免疫病態分野と一体となり、臨床現場でベンチプロダクトを実際に患者さんに用いて、従来にない新しい治療法を開発していくことが一つの目的となっています。
当分野での研究は、 CD26 、β 1 インテグリン分子等のリンパ球表面分子の機能と構造及びその臨床的意義やそのプロダクトの治療応用及び核内転写因子の機能と構造及びその臨床的意義や創薬を目指しています。さらに癌幹細胞プロジェクトも新しくスタートして、新しい抗癌剤開発、及び抗癌療法の開発も目指しています。即ち、基礎研究からそのプロダクトの臨床応用までを行っており、真のトランスレーショナルリサーチの担い手とならんとしています。
一方、 Y's Therapeutics という創薬ベンチャーや Innovatis Pharm という導入開発型ベンチャーを設立し、特にヒト化 CD26 抗体作製もすでに終わり、前臨床試験を行っていますが,来年度に CD26 陽性腫瘍、 GVHD 、関節リウマチ、クローン病などの疾患での第1相臨床試験を日本および米国で計画しています。
このように免疫病態分野は、ベンチからベッドまでの真のトランスレーショナルリサーチをという研究者、臨床医師を育て、また日本発の世界に発信できる新しい治療法を確立しようと考えています。
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