臨床細胞工学室
Cell Processing


東京大学医科学研究所附属病院のページ

東京大学 医科学研究所 附属病院


Department of Cell Processing and Transfusion, Research Hospital,
The Insitute of Medical Science, The University of Tokyo

セルプロセッシング・輸血部
設立目的: 白血病、がん、先天性疾患、エイズなど現在の治療法では治癒が望めない疾患に対して、細胞療法、遺伝子治療などを含む新しい概念の治療法を早急に確立させることが社会的に東京大学医科学研究所附属病院に強く求められています東大医科研附属病院は先端的治療としての細胞移植・遺伝子治療に関するプロジェクトを積極的に推進してきました。医科学研究所で行われる移植治療や遺伝子治療、分子標的治療などの新しい細胞治療の開発に対し、品質管理された移植細胞や遺伝子導入など機能を改変した細胞を臨床治験に供給する施設として設立されたのが本臨床細胞工学室です。

歴史:

1997.4.臨床細胞工学室(Room for Clinical Cellular Technology:RCCT)を病院輸血部所属 共有臨床細胞処理施設(クリーンルームとバイオハザードルーム)として臨床研究A棟 4階に設置

1997.7.東京臍帯血バンク 細胞処理開始 (図1)

1998. P3ルーム 腎癌GM-CSF遺伝子治療開始

1999.Melanoma (IV)樹状細胞療法開始

2001.4. 東京臍帯血バンク(東大医科研)ISO9002 :1994取得

2002.8. クリーンルーム・P3ルーム入口分離改修工事

2002.10. AIDS, 樹状細胞療法によるHEART療法の計画的中断(P3ルーム)治療開始

2003.4 東京臍帯血バンク(東大医科研)ISO9001 2000に更新

2004.10. 東京臍帯血バンク・ 研究用幹細胞バンクCPC(四つ木)に開設(GMP)

2005.2 骨髄間葉系幹細胞による歯槽骨再生療法開始

2008.5. 血縁者間臍帯血の細胞処理保管

2008.5. 研究用臍帯血幹細胞バンクの細胞処理保管開始

2008.8. 東京臍帯血バンク用臍帯血処理施設としての処理を四つ木施設へ移管開始



運用規程

臨床細胞工学室は 臨床細胞工学室運営委員会によって承認されているガイドラインに沿って運営が規定されています。 

施設概要:

臨床細胞工学室は 大きく分けて陽圧のクリーンルームと陰圧のP3ルーム(バイオハザードルーム)に分かれています。臨床細胞工学室のクリーンルーム側はクリーンルーム前室、エアーシャワー、クリーンルーム、 バイオハザードルーム側は 前室、エアーロック室、バイオハザードルーム、後室からなっています(図2)。 現在のGMP基準としては プロジェクト毎の部屋の分離がなされておらずこれらは運用上で補っている。 近い将来特にクリーンルームの改修工事施工予定である。

図1.

臨床細胞工学室運営委員会: 臨床細胞工学室基準を満たし ヒト由来細胞の分離や加工などに従事する研究者や技術者の衛生管理を行うことによって細胞治療に用いる人為的に分離、増幅、あるいは遺伝子導入などの加工処理を受けた細胞の安全性と有効性を確保し かつ各々のプロジェクトが円滑に進行するための協議を行うことを運営方針としています。

委員長:東條 有伸
委員  山下直秀
     田原 秀晃
     辻 浩一郎
     岩本 愛吉
     中村 貴史
     田中 廣壽 
    長村 登紀子